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DJI mobile SDKのAndroidにおけるサンプルプログラムの使い方について

概要

mobile SDKAndroid版とiOS版があります。Android版での各サンプルプログラムの動作チェックまでの手順と、各サンプルプログラムの動作内容について紹介します。

環境など

サンプルプログラムの動作チェックまでの基本的な手順

mobile SDKを用いてApp keyとの認証を行うだけのサンプルプログラムがある。例として、そのプログラムのダウンロードから動作チェックまでの手順を紹介する。

  1. サンプルプログラムをダウンロードする
  2. ダウンロードしたサンプルプログラムをAndroid studioでインポート
  3. Android studioの左側のディレクトリビューからapp->manifests->AndroidManifest.xmlを開き、 android:valueApp Keyを入力
    • app name:プログラムのルートディレクトリの拡張子"iml"の名前を入力
    • package name:app->manifests->AndroidManifest.xmlの"package"に代入されている値を入力
    • この認証はmobile SDKを使用したアプリの初回起動時に、アプリ製作者がDJIに認証されているか確認するために行われる
  4. pcとスマホを接続し、実機デバッグにて動作確認(ADVは使わない)。実機デバッグの際にアプリはスマホ上にインストールされる
  5. アプリを開き、"Register success"と表示されるとApp keyの登録は成功している
  6. スマホとコントローラとをusbなどで接続して用いる

以下で3種類のサンプルプログラム(DJI Simulator Tutorial、Creating a Camera Application、Creating a MapView and Waypoint Application)について紹介するが、基本的な手順は上記の通りである

DJI Simulator Tutorial

スマホからドローンの移動(手動)ができるサンプルプログラム。
シミュレーションモードという、モーターは動かさずにドローンの位置や速度を表示する機能もある。
ドローンの操作はアプリ上のスティックで行う。
シミュレーションモードのオン/オフに関わらず、後述のDJI Assistant2と組み合わせると飛行のシミュレーションが行える。

このページ を参考にする。
app keyを設定すれば動作する。

Creating a Camera Application

カメラを使って撮影や録画ができるサンプルプログラム。
このページ を参考にする。
app keyを設定すれば動作する。

Creating a MapView and Waypoint Application(GoogleMap)

googleマップ的な地図から設定した地点へ飛ばすことができるサンプルプログラム。
このページ を参考にする。
他のサンプルプログラムとは違い、app keyだけでなくgoogle api keyも設定する必要がある。
5. Adding Multidex Support with Gradleは設定しなくてもデモは動く

DJI Assistant2

  • 機能
    • ドローンのファームウェアのアップデート
    • 映像、経路データのアップロード
    • 飛行シミュレーション
  • 使い方
    • exeファイルをダウンロードし実行してインストールする
    • pcとドローン本体をusb接続して用いる
    • 飛行シミュレーションを行う場合は安全のためプロペラを取り外す f:id:potblog:20170714020247p:plain